Nゲージや鉄道模型のストラクチャー(建物)はたくさん発売されていますが、室内が再現されていないのものも多く、部屋の壁はもちろん、場合によっては2階建てなのに、2階の床すらないものもあります。自分で作り込んでも良いのですが、もっと手軽で効果的な手法が「自作カーテン」です。
カーテンを作れば建物が「生きてくる」
実際、家の窓にカーテンを付けていないという状況はあまりなく、大抵の住居にはついています。(もちろんブラインドなどの場合もあるでしょう。)多くの模型で見られる「窓から家の中が丸見え」というのはとても実感的ではない上に、味気ないですから、簡単工作でカーテンを設置して「生活感」を表現しましょう!
使うのは「ティッシュ」と「チラシ」
100均で材料を集めて…と、ちょっと待ってください。住宅のカーテンは家にあるもので十分作れます。必要なものは「ティッシュペーパー」と「チラシ」の2点です!
まず、窓ガラスを確認します。キットや自作であれば透明プラバンや塩ビ板、完成品であれば透明のプラスティックの場合がおおいですね。作例はグリーンマックスのキット「2137 住宅セット」ですので、塩ビ板を貼っています。ティッシュを窓よりも縦に少し長いくらいに切り、横は「ちょっと開けてる」「閉めている」などを表現するため適宜調整します。あとは窓の上部にゴム系接着剤などで固定すれば完成です(はや!)なお、ティッシュは意外にコシがあるので浮いてくることも。そんな時はカーテンの下部も接着しましょう。
ティッシュはレースのカーテン、遮光カーテンはチラシ!
レースのカーテンだけでは眩しいです。はい。そこで遮光カーテンとして「色がついた紙」を小さく切って貼りましょう。ここではチラシ(写真で「代理店」の文字が見えます(笑))を使っています。窓の左右に束ねた状態や、半分開けている状態などをイメージし、ティッシュの上から貼ります。
ティッシュとチラシはランダムに!順番にも注意!
カーテンの順番は「窓」→「レースのカーテン」→「遮光カーテン」が正しいかと思われます。このため、全閉状態で外から見えるのはレースのカーテン(ティッシュ)が最初で、その後ろに遮光カーテン(チラシや折り紙)となります。とはいえ、Nゲージサイズであれば、ティッシュを省略してチラシや折り紙だけ(=遮光カーテンのみ)でも、違和感はないでしょう。
また、家一軒全体を同じカーテンにしても良いですが、「ここはお嬢さんの部屋」「ここはリビング」「ここは…」といった具合にイメージを膨らませ、色や「開け方・閉じ方」を表現すると、ぐっとリアルになりますよ!
ぜひ、お試しくださいね♪
カテゴリ:[レイアウト/ジオラマ ]
著者:鉄道模型部 編集部