鉄道模型部ではお手軽Nゲージジオラマ「夏の田んぼとローカル線を作る」を全6回に分けておおくりしております。今回の最終回は「ジオラマの仕上げをしよう」です。ジオラマなんて自分には無理!なんて初心者のかたでもサクッと(?)作れるように、いろいろと単純化してみました!鉄道模型(Nゲージ)ジオラマ、楽しんでみてくださいね!
レール上面の塗料を剥がす
お手軽ジオラマ作成 第一回で塗装したレールですが、実際のレールで錆びているのは「レールの左右」で、車両の車輪と常に触れている「上面」は輝いていますから、塗料を落とします。塗料を落とす時に耐水ペーパーや紙やすりを使う方もいますが、それではレールの表面を傷つけてしまい、車両を走行させた時に車輪にダメージを増やしたり、通電不良を起こす恐れがあります。今回は走行させないジオラマ(※鉄道模型では、走行させるジオラマを「レイアウト」と言います。)ですが、シンナーを使って落とします。
使用したシンナーは工具洗浄用の強めのもので、完成した部分やプラスティックにこぼすと「一気に溶けます」ので注意が必要です。使った塗料が水性なので、タミヤアクリルカラー用のシンナーで少しづつ落とすのもよいでしょう。
割り箸の先にシンナーを含ませ、あまり力を入れないようにこすってゆくと、レール上面の塗料が落ちてゆきます。割り箸ではなく、綿棒などでもよいのですが、柔らかいもので拭くと、落としたくないレール左右などの塗料にも触れて落ちてしまうので、いつも割り箸作戦です。
輝いたレール表面
錆色に塗装したレールの上面のみ塗料を落とすと、どうでしょう。この様に「輝き」が際立ちます。実際のレールではレール左右が光っていることはないため、とても実感的です!(走行用に使うレールのお手軽塗装も記事にしますのでお楽しみに!)
ベースの枠をなんとかする
最初にマスキングテープで保護した「枠」をなにかしてみます。まずはマスキングテープにはみ出た「木工用ボンド」と「パウダー」のギリギリの場所にカッターで切れ込みを入れます。こうしておかないと、マスキングテープを剥がした時に地面ごと剥がれてしまうのです。
木枠には以前、田んぼ下の防水用に使った「
ターナー色彩 イベントカラー黒」を塗ります。塗料の伸びがとてもよく、ビロードの様な仕上がりになるのです!
ついに完成!
全7回の連載でしたが、今回の6回目でついに完成しました!塗料や接着剤の乾燥待ちを除けば、5時間ちょっとで完成できます。毎日少しづつやっても2〜3日で出来るかと思います。
「お手軽ジオラマ作成シリーズ」はこれで最終回!みなさまもぜひ、ジオラマ作成を楽しんでみてくださいね!
それでは!
お手軽ジオラマ作成シリーズ
使ったもの
カテゴリ:[レイアウト/ジオラマ ]
著者:鉄道模型部 編集部