Nゲージのレイアウトやジオラマで作る畑は、なんとなく一直線にターフやカラーパウダーを撒いたものが多い気がします。折角のレイアウトですから、「これは◯◯(お好きな作物をどうぞ)の畑なんです!」と誰かに自慢したいですよね!
大人気畑シリーズ第2弾は「キャベツ畑を手軽にリアルに自作する!」です。100均で売っている波板ダンボールを使って畑の畝(うね)までを作る過程は、「ダンボールでニンジン畑を作ろう!」で解説していますよ!それでは早速作ってみましょう!
キャベツ畑の材料
- キャベツの種(!?)
- 作った畑(ダンボールでニンジン畑を作ろう!を御覧ください)
- メタルプライマー(金属に塗装する場合は、塗料が剥げるので下地に塗ります)
- 木工用ボンド
キャベツの種ってなんだ?そう、種があるんです。
キャベツの種はアクセサリー屋さんに売っていた!
キャベツの種はこれです。バラをモチーフにしたアルミ製のビーズで、様々な色があり、大きさは直径6mm程度です。部員Iがふとピアスを見ていた時に「バラって緑ならキャベツっぽくない?」と思い探したところ、大きさ、素材ともに申し分ないものがあったのです!
ここでキャベツに関するお話を。スーパーで売っているキャベツは周りの葉っぱがない状態なのですが、キャベツ畑にある状態では、大きく開いた葉のなかの真ん中に「売ってるキャベツ」があるのでこの形状がとても「リアル」なのです!「キャベツの芯」はこの広がった葉を畑にのこしたままキャベツ本体下部のステー(違)を切って収穫しているのため、売っているキャベツの下側にはゲート痕…もとい芯が綺麗に切れているんです。
このアルミ製薔薇ビーズは、30個入りで100円しないというすぐれものです!今回は10袋購入したため、300個近いキャベツが簡単に作れるんです!そしていまでは12色セット各色30個入りのお得なセットがあるので、360個のキャベツが簡単に1000円未満で作れます(笑
これが360個の「キャベツの種」です!Amazonでも購入可能です。 |
早速“キャベツ畑”を作ってみよう
まず、塗装のためにマスキングテープなどを使って、カラフルなキャベツをダンボールに貼っていきます。
並べたら「メタルプライマー」を吹きます。金属に塗装すると塗料が剥げてしまうので下地に塗装しておく必要があるのです。
プライマーが乾いたら、目的の色で塗装します。スプレーでもエアブラシでもなんでもいいですが、色にはこだわりたいところ。なんとなく「キャベツ畑で収穫時期」のイメージが、明るいけれど彩度はそれほど高くないグリーンなイメージがあり、「Mr.カラー(312)グリーンFS34227」を使いました。(FS34227は戦闘機などのコクピットや、電車や機関車の運転席に重宝してます♪)これをエアブラシでだーーーっと吹いたのがこちらです。
下地が多少見えていてもそこまで神経質になることはないです。また、バラの色が「赤」や「青」の場合は濃い目のグリーンになり、「緑」のバラに吹くと彩度が高く、また「シルバー」に吹くとFS34227のイメージそのままになります。これが「ランダム感」を演出できてよいのです!なお、塗り重ねればどの色のアルミ製バラでもFS34227になります。
Nゲージサイズのキャベツを植えよう!
ニンジン畑同様に木工用ボンドで自作したキャベツを貼ってゆきます。この時、「畝(うね)」の上ではなく、あえて「畝の間」にオクのがポイントです。キャベツとキャベツの間は影にあるので目立たないばかりか、ニンジンと同じ100均ダンボールの畝がこの方法で「幅の広いうね」に見えるんです!(見えますよね?)
また、接着する時にはキャベツの「角度を変える」以外に、このアルミ製バラにある優れた特徴を活かします。素材が柔らかいアルミ製ですから、曲げたり潰したりが簡単です。接着時に変化をつけながら植えれば、より素敵なキャベツ畑になるはずです。
Nゲージサイズの自作キャベツ畑、完成!
完成したものがこちらです!4つの畑に植えたキャベツは全部で260個ほど。1袋に30個入りのはずが33個くらい入っていたので、手元に塗装済キャベツが60個くらい余っています(笑)
Nゲージサイズとしては若干オーバースケール(大きい)様にも思えますが、本物の葉が広がったキャベツはなかなか大きいものですからOK。
早速キャベツ畑のオーナーが出来栄えを確認していますね。
いかがでしたか?Nゲージのレイアウトやジオラマを作るとき、鉄道以外の風景にも一工夫してみたいと部員Iはいつも思っています100均一やアクセサリー屋さんは宝の山です♪
是非みなさまもチャレンジしてみてくださいね!
それではまた。
カテゴリ:[レイアウト/ジオラマ ]
著者:鉄道模型部 編集部