仕事始めの帰り道、鉄道模型店に立ち寄ったところ2015年末に発売されたばかりのKATO製「C59戦後形(呉線)」(品番:2026-1)の中古品を発見しました。新品の1/3程度と驚くほどの格安でしたが、状態表示が最低評価のジャンク品扱いで、どうやら付属品が一切ないなど“致命的”な欠陥があるとのことです。
とはいえ外観はフロントステップが少し曲がっている程度でかなり綺麗(発売されて2週間程度ですし)、ナンバー取り付け済み、ナックルカプラー交換済みなどそれほど支障があるようには感じません。テスト走行もスムースでモーターの異音もしません。なぜこれがジャンク品なのか取扱説明書なども読みながら首をひねっていたところ、謎が解けました。この「あき(安芸)」のヘッドマークはシンダー受け(煙室扉下にある箱型の石炭殻受け)と一体型のため、欠品している標準状態のシンダー受けに戻すにはパーツごと交換するしかありません。ところが、このシンダー受けを補修用のAssyパーツで交換するには6000円程度するボディパーツ本体を入手する必要があります。つまり、このC59はこのままでは急行「安芸」限定となってしまうわけで、なるほど確かに難あり中古品と言えそうです(笑)。
ちょっと悩んだのですが、実物をよくよく眺めていると魅力的に見えてきたので、重連用の新品購入も視野に入れて買うことにしました。そうすると「安芸」用の10系車両セットも欲しくなってしまうので悩ましいところです。
大型蒸気機関車ならではの迫力のある造形に惚れ惚れとします。2016年のKATO製品カタログを見たところ、創業50周年企画の一環でC11やC50のリニューアルも予定されているらしく、今年も目が離せませんね。それでは、また。
カテゴリ:[車両 ]
著者:鉄道模型部 編集部