小田急9000形は、1972年に登場した営団地下鉄(当時)千代田線直通乗り入れ用に製作された通勤車両です。その後、後継車の1000形の登場で地上専用となり、2006年には引退してしまった懐かしの車両です。その独特な前面貫通扉デザインから「ガイコツ」などのあだ名もありました。確かに子供の頃は「なんだか悪者っぽい電車だなあ」と感じていました。ですが、ベージュの小田急が8000形だけになってしまった現在ではなんとも愛嬌のある顔に見えてきます。
この9000形のBトレインモデルも現在は入手困難なレア品で、引退が発表された2006年に「さよなら9000形セット」が限定発売されたほかは、翌年の8000形(旧製品)に付属していた前面と屋根のコンパーチブルパーツを利用するしか再現する方法はありません。
なお、さよなら9000形セットの方は、運転台撤去車バージョンの前面パーツとさよならヘッドマークのステッカーが付属していますので、より貴重なモデルと言えるでしょう。
手に入れにくい製品ではありますが、小田急ファンの人には強い印象を残した車両ですのでコレクションに加えたくなりますね。それでは、また。
カテゴリ:[Bトレインショーティー ]
著者:鉄道模型部 編集部