「湘南電車」といえば、東海道本線を走るオレンジ色とグリーン色の塗装がおなじみですね。それまで焦げ茶一色の「ぶどう色」が当たり前であった旧型国鉄電車の時代にどれだけ斬新だったことか想像するに余りあります。その湘南電車の先駆けとなったのが、1949年に国鉄が開発したのが「80系電車」です。特に2次車以降の大きな前面窓のスタイルは、その後他社の車両デザインにも大きなインパクトを与えました。
長い期間にわたって利用された車両のため、時代によってさまざまな車両形式があり、そのバリエーションの違いも鉄道模型的な楽しみになっています。このBトレインショーティーモデルでは基本200番台ということになっていますが、前面パーツが80系登場時の3枚窓バージョンと、いわゆる湘南顏の2次車以降のバージョンが2種類の計3種類入っています。さらに妻板と屋根パーツも時代区分によって選べるのでさまざまな形式に作り分けられるというお得なモデルとなっています。現在は新規で販売されていないため、中古ショップやネット通販などで入手する必要があります。
そういえば、藤沢駅の東海道線ホームにあるKIOSKもこの湘南電車カラーの80系(運行窓が飛び出している300番台?)をモデルにしていましたね(笑)。それでは、また。
カテゴリ:[Bトレインショーティー ]
著者:鉄道模型部 編集部