暖冬とはいえ東京でも初雪を観測するなど冬らしい季節になってきました。線路の除雪というとラッセル車をイメージしますが、JR東日本では除雪をするための装備を備えた「軌道モーターカー」を積雪地帯に配備しています。この軌道モーターカーは線路の上を走りますが、法律上は保線用の「機械」という扱いのため車籍はありません。
この除雪用の軌道モーターカーはマイクロエースから「MCR600タイプ 除雪用軌道モーターカー・赤(越後湯沢)」(品番:A2760)としてモデル化されています。実車は新潟トランシスというメーカーが製造する保守車両「MCR600」ですが、この模型には「タイプ」という名前が付いているのでフリーランス模型の扱いに近いです。MCR600は新潟支社は赤、秋田支社は青、高崎支社は黄色と色分けされており、模型もそのカラーバリエーションが揃っています。
ほかの車両と連結することはないため、カプラーなどは装備されていません。なかなかユニークな車両(機械)で、冬場のレイアウトの側線などに置いておくとリアルな情景が楽しめますね。一昨年の冬に新潟に訪れた時に、よく似た車両を見かけることがありました。それでは、また。
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著者:鉄道模型部 編集部