鉄道模型で過去に作成したBトレイン用ミニレイアウト4、続いては公園側の詳細をご紹介致します!(第1回はこちら「Bトレイン用ミニレイアウト紹介!(1/3)」)
このレイアウト、小さなレイアウトだからこそ、駅などの構造物を排除し、各部の「ドラマ」にこだわっています。まずは「自動販売機前で会話する女子高校生」の風景です!
自動販売機本体は「さんけい」から発売されているペーパーキット「さんけい 1/150自動販売機A ペーパークラフト」を使用しています。自動販売機横に必須ともいえる「ゴミ箱」は3mmのプラ角棒から削り出し、自動販売機のブランドと合わせて赤く塗装しています。自動販売機本体は後ろの「ねこさん公園」内にあり、きっと電源も公園から取っている筈です。また、自動販売機下には0.5mmおプラ角棒を使って「土台のコンクリート」を再現していますが、全く見えません!ちなみにガードレールは津川洋行のガードレールをウェザリングして利用しています。
女子高生たちを道路の向こう(行き止まり)から撮影すると、奥に自作カーブミラーが見えます、リアルな風景です!左側に線路、右手には公園が広がり、この写真からはとてもB4サイズ未満の小型レイアウトには見えないと思います。公園の樹木はTOMIXの製品を加工し使っていますが必須である「幹の継ぎ目」「根」の工作をすっかり忘れていたため、浮いてしまっていますね…。
逆方向から同じシーンを見ると、奥で左に曲がっている道が「行き止まり」であることを示す看板があります。この看板はグリーンマックスのキットに付いていたシールを使っていますが、まず0.2mm厚のプラペーパーと0.3mm真鍮棒で看板の土台をつくり、ダークブラウンで塗装、それにシールを貼っています。標識や看板などを分厚いもの(例えば1mm厚)に貼るとスケール上「厚さ15cmの看板?!」となってしまいますから、やはりNゲージサイズなら薄ければ薄いほどリアルに見えます。
こちらは「ねこさん公園」です。入り口にはプラ棒削りだしの門柱状看板を設置(文字入れ忘れ…)し、中央には同じくプラ棒を使いシルバーに塗装した車止めをおいています。また右手にはあとから行政がつけたと思われる「きちんとした?看板」があります。この看板はコピー用紙に印刷した看板本体を、0.3mm真鍮棒で囲んで作っています。はやり看板や標識は薄さにこだわりたいですね!
道路は公園の奥で行き止まりになっています。アスファルト舗装はされているのですが、計画から10年以上このままで、多くの雑草も増えています。ここには先に進めないよう柵を自作、0.3mm真鍮棒を使いU字型に曲げたもの2つで3本の棒を支えています。この道路はこの先も開通することはないのでしょう…。
いかがでしたか?小さな模型の各所にあるドラマが少しでも伝われば幸いです!
まだまだ続きますっ!
カテゴリ:[レイアウト/ジオラマ ]
著者:鉄道模型部 編集部