TOMIXが40年近く前から現在に至るまで発売を続けてくれているのが、この「TOMIX 木造駅舎セット(4002)」です。TOMIXの総合カタログ82にはすでに登場していた記憶があり、皆様も一度は購入したことがあるのではないでしょうか。なお部員Iはこれが5つ目くらいです(笑)
この製品は登場からずいぶんと年月を経ていますが、実は最新の製品にも負けないポテンシャルを持っていて、改札や電話ボックスの再現や、屋根や壁のディティールなどはとても定価1000円の製品とは思えないほど。付属品はシンプルに「ベース+ホーム」「ホーム端」「ホーム用階段(端)」「柵」これに加えて「井中駅」のシールがあります。以前は花壇用にシーナリーパウダーが付属していましたが、現在の製品では市販のシーナリーパウダーを使うよう、説明書に書いてあります。なお付属の柵は長いものが1本で、ホームに合わせて自分で切る必要があります。
製品は基本的に無塗装ですが、屋根と壁、そして土台が別パーツになっているため、そのままでも雰囲気がよくでています。なお、壁上部の「白い部分」は塗装がされています。
部員Iが特筆したいのは、駅舎横にポツンと佇む「売店」です。自作するのはちょっと面倒ですが、こうしたアクセントはジオラマやレイアウトをグッと引き締めてくれるので嬉しいパーツなのです。その他駅前にはポストと公衆電話があります。ホーム側から駅舎をみると、改札用の枠や駅員用の扉など、細かなディティールも盛り込まれています。
ホームはキハ52を一両停めると良い感じの長さになっていて、土台部分の長さは140mmほどです。あえて旧製品のS280レールで「懐かしさ」を演出していますが、キハ52は最新製品です(笑)
もちろんホームは対向式ホームセット(4001)や延長セットと互換性があるので、自由な長さに延長可能です。TOMIX木造駅舎セットは街並みコレクションと比べると、塗装部分がほぼないためかすっきりして見えますが、実は細部まで作り込まれていて「割安」な製品なのです!
鉄道模型部では、このTOMIX木造駅舎セットを、簡単ディティールアップしてみます!定価1000円(実売800円)の素晴らしい製品をもっともっと素晴らしくしてゆきますので、お楽しみに!
カテゴリ:[レイアウト/ジオラマ ]
著者:鉄道模型部 編集部