第20回 国際鉄道模型コンベンション(2019)8月16〜18日開催!
マニアックな車両がいっぱい!鉄道コレクション「鉄コレ」の秘密に迫る
毎年8月に行われている国内最大級の大規模な鉄道模型イベントが「国際鉄道模型コンベンション」です。2020年は残念ながら東京オリンピックのため、会場の東京ビッグサイトが使用できず中止されましたが(もし開催予定でもCOVID-19がありましたが…)、2021年はきっとまた私達を楽しませてくれることでしょう。今回はそんな「– JAM CONVENTION – 国際鉄道模型コンベンション」を紹介いたします。
第1回は2000年に新宿で開催された国際鉄道模型コンベンションは、2019年に第20回を数えています。開催場所は東京が多く、大阪でも開催されたことがありますが、2007年以降は東京ビッグサイトでの開催となっています。
主催は「国際鉄道模型コンベンション実行委員会(井門コーポレーション(IMON))」で、2014年まで主催であった「特定非営利活動法人日本鉄道模型の会」も現在協賛という形で参加しています。なお「全国高等学校鉄道模型コンテスト」はこの国際鉄道模型コンベンション内で開催されていました。
ちなみに国際鉄道模型コンベンションは「JAMコンベンション」とも呼ばれ、「JAM」と呼称されることもあります。
国際鉄道模型コンベンションでは、鉄道模型を愛する方々や、メーカーなどが参加し、制作した車両やレイアウトなどの展示、メーカーやショップの物販などが行われています。
展示されるレイアウトは、情景を伴ったものの他、あえて情景を作り込まず、長大なレールで車両を走らせることを楽しみとした走行会などがあり、また、小さなレイアウトや、走行できないジオラマまでさまざまです。もちろん自作や改造された車両だけを展示する方もいて、会場を見渡せば鉄道模型という趣味の奥深さがしみじみと伝わってくるのです。
展示は個人やサークル、ショップや学校の鉄道模型部などさまざまです。なかでも注目なのは「ボシ氏」の作品や「京急押入線」など、雑誌やインターネットで有名な作品を直接見れることです。こんな機会はそう多くはありませんので、広い会場内をくまなく探してみてください。
なかには模型の工作などを相談できる「クリニック」や、金属製鉄道模型の組み立てに必須の「ハンダゴテ教室」などもあり、見るだけではない、参加できるものも多く用意されています。
なお、国際鉄道模型コンベンションには毎年テーマが定められていて、テーマに沿った展示も魅力のひとつです。たとえば第20回は「東京」、第19回は「北海道」で、写真展示なども行われています。
メーカーや店舗の展示も見逃せません。KATOやTOMIXといった大手鉄道模型メーカーが新製品などの展示を行っていて、いち早く製品がみたいという方々で賑わっています。そして、ここでしか購入できない模型ショップなどのオリジナル製品や、中古鉄道模型の販売などもあるため、場合によってはまるで満員電車のような状況になることもあります。
展示以外にも「ステージイベント」やあります。ここでは「コンテスト」と呼ばれるイベントがおこなわれ、たとえば「スピードコンテスト」という名前の通り計測区間の通過速度を競う競技、「牽引力コンテスト」で車両の牽引力を競ったり、どれだけ低速で走れるかを競う「低速コンテスト」や、「登坂力コンテスト」などがあります。
そのほかにも、芸能人や写真家、模型作家などのトークショーもここで行われます。
また、大規模なプラレールのレイアウト展示なども行われていたり、小型ながら実際に営業運転を行っていた本物の蒸気機関車が会場を走行するとともに、実際に乗れるといった展示など、小さいお子さんから大人まで楽しめるように工夫されています。
食事は東京ビッグサイト内でおこなうのも良いのですが、せっかく国際鉄道模型コンベンションに来たのですから、鉄道関連の食事を味わいたいものです。国際鉄道模型コンベンションでは、「おぎのやの釜飯」といった有名な駅弁なども販売されているので、ぜひ味わってください。
また、国際鉄道模型コンベンションオリジナル商品の販売もあります。オリジナル塗装のコンテナ車両(Nゲージ)や、電気機関車を模した収納BOX、マグカップなど、こちらも見逃せないものとなっています。
国際鉄道模型コンベンションは数多くの模型展示のほか、イベントや物販と、もりだくさんなイベントです。残念ながら2020年は開催が見送られましたが、また来年、楽しい国際鉄道模型コンベンションが戻ってくることでしょう!(東京オリンピック延期の影響が気になりますが…)
まだ足を運んだことのない方も、いつもいっている方も、ぜひチェックしてみてください。