Bトレイン用ミニレイアウト紹介!公園側編(2/3)
三陸鉄道リアス線163km!三陸鉄道36-200形[Nゲージ]
Nゲージを初めるときに購入したレールはなんですか?わたくし部員IはTOMIXのレールでした。もちろんそのままTOMIXのレールを買い集めていましたが、しばらくするとKATO製のレールをたくさん頂くことがありました。両社のレールが共用できればレールが無駄になりませんよね!さて、TOMIXとKATOのレールは繋げるのでしょうか?
TOMIXのレールは現在「Fine Track(ファイントラック)」と呼ばれる線路が発売されていて、KATOからはユニトラックという線路が発売されています。以前はどちらも「茶色い道床(※1)のレール」でしたが、現在は両者ともバラストをリアルに表現したレールです。さてこの2つのレール、ジョイナー(※2)の向きが逆さまで、明らかに両者を接続できそうにありません。
実はKATOとTOMIXのレールを接続するために使うレールがKATOから製品化されています。それが「KATO Nゲージ ジョイント線路(S62J)62mm (20-045)」です!この線路、かなり以前からラインナップされている製品で、国内メーカーだけで考えるとTOMIX製線路接続専用とも言えるでしょう。
使い方は簡単。KATO、TOMIX両社のレールの間にジョイント線路(S62J)をつなげるだけです。それでは実際に繋げてみましょう!
接続は簡単。ユニトラック側は小気味よい「ぱちっ」という音とともに接続でき、ジョイント線路とファイントラック側もそれほど力を必要とせずに接続可能です。
KATO製、TOMIX製のレールを繋ぐのに便利なジョイント線路ですが、若干の注意点があります。それは両社のレールの断面形状が異なるため、接続部に段差ができてしまうことです。具体的にはTOMIXのレールのほうがKATO製よりも若干高くなってしまうのです。ジョイント線路の説明書には「高い方のレールを削る」とありますが、高速走行をさせなければそれほど大きな問題にはならないでしょう。(Nゲージですから、のんびりゆったり走らせますよね!)とはいえ、車両の車輪が心配な方は、TOMIX側のレールを若干削ればOKです。
下の写真では向かって右側がTOMIXファイントラック、左側がKATOユニトラックで、TOMIXのレールが若干高いことがわかります。その他の注意点としてTOMIXから発売されている「ワイドPCレール」はそのままでは接続できないため、通常のファイントラックをジョイント線路に接続して使います。また、TOMIX側のレールは直線にしましょう。カーブレールを直接「ジョイント線路」に繋ぐと、破損や脱線の原因になるので避けるべきです。
と、いうわけで、2つのメーカーのレールは接続して相互利用が可能です。最初に買ったレールがTOMIXだけど、KATOに移行したい…けれど買い集めたレールがもったいない!なんて方はぜひお試しください。なお、パワーパック(パワーユニット)は、KATO、TOMIX、どちらかのレールにつないで置けば走行可能です。電動ポイントの制御機はトラブル防止のため、メーカー別に利用したほうが無難です。
KATOとTOMIX、どちらのレールも素晴らしい製品です。ジョイント線路を使って、新たな線路を敷設してみましょう!