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[レイアウト作成]キャベツ畑を手軽に自作しよう!
こんにちわ、工作大好き部員Iです。“Nゲージのレイアウトに畑”といえば「ダンボール」を利用した作り方が昔から有名です。そこで、部員Iが改めてダンボールを使った畑の作り方を解説します!
まずダンボールがなぜ使われるのか?ですが、これは畑の畝(うね)を表現するのに最適な大きさと形だからなのです。※畝は畑のなかで直線的に土を盛り上げている、あれです。 ジオ◯レなどにある「畑マット」はお手軽に畑が表現できる反面、平面なため模型としてはちょっと面白くありません。なにより部員Iはなんでも「自作」したくなる性分なため、買ってきただけではちょっと物足りないのです。
(畑シリーズ第2弾「キャベツ畑を“手軽に”自作しよう!」はこちらです。)
写真の様に、実際の畑は作物の下に畝と呼ばれる山が(作物にもよりますが)あります。1/150のNゲージサイズですのでダンボールでは若干オーバースケールですが、山の形になっていることが重要なのですっ!
早速ダンボールを割いてダンボールの波を使おうと思ったのですが、自宅に良い大きさのものがありませんでした。片隅に何年か前にクリスマスプレゼントをラッピングしたあまりのダンボールが出たので、これをハサミで畑の形に切り抜いて、木工用ボンドで貼り付ければ畑の完成です!なお、こうした「ダンボールの波板」はダイソーなどの100均でも売っていますよ!
このままでは畑には程遠いのでシーナリパウダーを撒きますが、ダンボールにそのまま木工用ボンド水溶液を塗ってしまうとダンボールが水分を吸ってへにゃへにゃになってしまいます。また、パウダーが巻ききれなかったときに下地の赤が見えてしまってはとても残念ですので、この両方を解決できる秘策、「タミヤアクリルの XF-72 陸上自衛隊 茶色」を塗装します。タミヤアクリルカラーのつや消し(XF)はとってもマットになり、この自衛隊 茶色は土っぽくも樹木っぽくも利用可能なスグレモノです。水性塗料なので大面積作業でも溶剤の匂いがそこまで気にならない‥です(換気は重要です!)。もちろん、タミヤカラーは乾燥すれば耐水ですからその後の作業も安心です。
使ったシーナリパウダーは、畑部分を「TOMIX 8114 カラーパウダー ブラウンミックス」、地面との境界にある雑草部分が「KATO 24-312 ターフ 若草色」で、このふたつをそれぞれのメインとして、その他余ってるパウダーを混ぜてランダム感を出しています。撒く時は「茶こし」で振りましょう、指でパラパラ落とすと、繊維が潰れてしまい残念な結果になることが多いです…。一晩程度おいて完全に乾燥したら、レイアウト本体を逆さにしたり、ブロア(風をかけるやつ)や掃除機で、あまったパウダーを落としておきましょう!
自作した畑に「人参」を植えてゆきます。人参は碓氷峠レイアウト(絶賛制作中)で余ったKATO 24-320 フォーリッジクラスター 緑色をピンセットで1mm〜2mm程度にむしり、団子状にまるめたものをひたすら木工用ボンドではってゆきます。
丸めたターフをピンセットで置いてゆきます。人参を一本づつ植えている気持ちをもって”植える”と、単なる「列」にならず、リアルに見えます。なお、乾燥すれば白く見える木工用ボンドは透明になり見えなくなりますが、あんまり盛大にはみ出すと、なぞの物体が畑に散乱してしまうので注意!
あっという間に人参畑が完成です!いかがですか?どこからどうみても人参です!(なお人参は、意外とフサフサしています。)なによりも、こうして自分で作った畑はなんだかとても愛らしいものです。
他の作物を植えても良いですし、一部だけ植えずに“収穫中”を表現しても面白いと思います。畑を作る時のポイントは「なんの畑を作っているか」を心のなかで繰り返しつつ、本物の写真を見ながら作ると良いと思います。「畑=緑のパウダーやスポンジ」ではなく、あくまで「ニンジン畑をつくってるんだ!」と自分に言い聞かせるのです!(笑)
工作の際は怪我や換気にくれぐれも気をつけて楽しく作業しましょうね!
それでは!