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蒸気機関車の代名詞といえば「デゴイチ」こと「D51」という人も多いでしょう。1形式で1,115両も製造されるという日本鉄道史に残る記録でも知られています。現役時代は主に貨物用として活躍していましたが、廃車・除籍後も全国の鉄道展示施設や公園などでその姿を見ることができます。また、JR東日本のD51 498号機は動態保存されて現在もイベント列車を牽引し、JR西日本のD51 200号機も2017年にはオーバーホールされて復活する予定になっています。
実車は長期間にわたり非常に多くのバリエーションが存在したため、鉄道模型もまた各社からさまざまなモデルが登場しました。今回紹介するのは、2015年現在、決定版とも言えそうなKATO(関水金属)製の「D51 標準型(品番:2016)」です。同製品のバリエーションだけでも「D51 北海道形」、「D51 北海道形 ギースルエジェクター」いわゆる「ナメクジ」仕様の「D51 1次形 (東北仕様)」、「D51 標準形 (東北仕様)」が発売されています。
人気製品のため例年いずれかのモデルが再生産されることが多いのですが、標準型はすっかり店頭からは姿を消してしまいました。標準型は貨物を牽いても客車を牽いても絵になる汎用性の高いモデルなので、欲しい時にいつでも入手できるようにまた再生産していただきたいと願っております。
KATOの旧製品(品番:2006以前)も非常に素晴らしいモデルでしたが、現行モデルは1/150スケールで一回り小さくなり精密度が増しています。眺めてよし、走らせてよし、揃えてよしという鉄道模型、特に蒸気機関車ファンであればマストバイな逸品ですね。 それでは、また。